映画雑感(平成28年7月~10月)

このところ鑑賞した映画について書いていなかったので、簡単にまとめを。
ガンツのとこだけネタバレあるのでご注意を。

「シン・ゴジラ」
二回鑑賞。今まで怪獣映画で一番好きだったのはガメラ3邪神覚醒だったが、それを超えた。ポリティカル・フィクションが自分の好みにはまったというところで、純粋に怪獣映画としてどうなのよ、と言われるとあれなんだが、好きなんだから仕方がない。記録全集も予約したが、いつ刊行されるやら。

「君の名は。」
これも二回鑑賞。「ほしのこえ」から観ていて、フェイバリットなのは「秒速5センチメートル」なのだが、初見のときは、あの心をカミソリでそがれるような切なさが感じられないし、背景の描き込みも前作より少なく(平坦に)なったように感じて「う~ん」となってしまった。しかし、時間をおいてもう一度観たら不思議なことに楽しめた。
ムックを手当たり次第買って読んだが、新海監督の積み上げてきた作劇力のスキルアップ、キャラデザイン、作画、音楽その他諸々の条件が、奇跡的なタイミングで一致したことが大ヒットに繋がったのがよくわかる。どれか一つでも欠けていたら、ここまでヒットすることはなかったであろう。
なんやかんやで新海監督の作品は好きなので、次作が良い条件下で制作できるといいなと思う。金儲けの匂いを嗅ぎつけて集まってくる変な業界人に引っかからないでくださいね。

「映画 聲の形」
京アニブランド力もあると思うが、「君の名は。」のヒットで、ドラマ性のあるアニメをもっと観たい!という層が流れてきた部分もあるのでは、と思う。
作画も丁寧で、キャラが良い芝居をしている。ストーリーは最初重くて、最後まで耐えられるかなーと思いながら観ていたが、後味は良かった。でも二度観られるかというと、ちょっとつらいかな。
劇伴もよかった。ピアノの演奏ノイズ(ペダル音等)がはっきり聞こえるが、音楽担当の方のインタビュー記事によると意図的なものとのこと。細やかな心遣いが、良い作品にしている。
ただ、主題歌が今ひとつ心に残っていない。「君の名は。」のRADWIMPSのように劇伴まで担当していないからかもしれないが、残念。

「グランド・イリュージョン 見破られたトリック」
前作は「え、黒幕はこの人だったのか!」と素直に驚いた。本作も「え、この人が」というオチが待っている。
この作品に出てくるトリックは牽強付会というか、堤幸彦の「トリック」シリーズに出てくるような、とうてい実現不可能と思われるもので、そこで冷めてしまうと楽しめないが、深く考えなければ良くできたエンターテイメントである。私は気にしないので、全然OK!
気に入らない点があるとすれば、ホースメンの女性メンバーが代わってしまったことと、主人公の髪形が前作と変わっていて、途中まで前作で死んだことになってた人と間違えていたこと。短髪が二人で区別が付きにくい!

「CUTIE HONEY -TEARS-」
TOHOシネマズ系列では上映していないので久しぶりに新宿バルト9で観た。
キューティーハニーではなく、公式HPで出てくる画像の標記によると「Mariya Nishiuchi in CUTIE HONEY -TEARS-」であって、西内まりやのカタログ映画としてみるべき。そして私は西内まりやが嫌いではない。だからこれでいいのだ!なお、石田ニコルの存在感も中々のものであった。

ストーリーだが、実は寝落ちしていたようで、ほとんどおぼえていない。ただ、最後の西内まりやと石田ニコルの対決とラストの主題歌は聴くことができたので、まあOK!


「GANTZ:O」
原作は未読だが、映画版は観たので予備知識はあり。
前後に加藤のエピソードが入るものの、大部分は大阪編というかぬらりひょん編というか、ほぼそれだけで構成されている。劇中の時間はせいぜい3時間位しか経過していないのでは。ここまで割り切った作りとは思わなかった。
フルCGアニメだが、キャラの顔以外は実写と見まごうばかりのクオリティ。ガンツスーツの皺まで表現されている。戦闘シーンも迫力あり。ただし、迫力あってもずっと見せられていると何だか麻痺してくるのだ。ずっとクライマックスだからクライマックスがクライマックスでなくなってくるという見せ場のインフレーション状態なのだ。もうちょっと日常描写を入れて、緩急を付けた方がよかったように思うけど・・・。
でも、へたに頭で考えるより、本作の割り切りは、それはそれで潔いのかもしれない。
コミックのアニメ化の一つの方法論かもしれないと思えてきたぞ、うん。
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