アイアムアヒーロー(映画◆ZQN)

筆者はジョージ・A・ロメロのライトなファンである。

テレ東で放映されたゾンビ(サスペリアBGM版)を観て以来、アメリカ公開版のVHSビデオのBGMにがっくりし、レーザーディスクで発売されたゾンビ・パーフェクト・コレクションに驚喜し、DVD5枚組のゾンビ・新世紀完全版DVDボックスに頬ずりし、ここ数日でゾンビ(アルジェント版)、死霊のえじき、ダイアリー・オブ・ザ・デッドを鑑賞して、気分を上げて本作の鑑賞に臨んだ、どこにでもいるライトなファンである。

そんな私のゾンビ映画ベストスリーは次のとおり

ゾンビ(ドーン・オブ・ザ・デッド) ジョージ・A・ロメロ監督作品
▲▲▲▲▲▲超えられない壁▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
ドーン・オブ・ザ・デッド ザック・スナイダー監督作品
28週後... フアン・カルロス・フレスナディージョ監督作品

さて、「アイアムアヒーロー」である。
人気コミックとのことだが原作は読んでいない。あらすじすらチェックしていない。だから原作との比較はできない。

そんな私が観た「アイアムアヒーロー」
傑作である。日本でゾンビ映画の傑作が観られるとは!

見始めは不安が頭をもたげた。日常描写が長すぎる。あーこりゃだめかな。。。ところが、パンデミックの朝を迎えてからの展開が素晴らしい!スナイダー版のドーン~とタメをはる。ZQNがいきなり車に轢かれるそっくりな場面も登場するが、本作はそのまま高速道路でのカーアクションになだれ込む。ここまでのテンポはすごく良い。

その後、大泉洋と有村架純が二人きりになって、あー盛り上がるのは最初だけかよ・・・と不安になる。

ところがである。
ショッピングモールきたーーーー!
俺たちのいるべき場所、ゾンビ映画の聖地、ショッピングモール!(映画の中ではショッピングモールとは呼ばれていなかったが、家に帰ったら忘れた。とにかくショッピングモール!)

ゾンビより人間の方が怖いという、お約束もきたー!

ハイジャンプ・ZQNという新機軸なフェイマスゾンビもきたー!

やり放題の人体破壊もきたー!

そして・・・いまだかつて、ゾンビ映画の登場人物がなしえなかった、銃火器によるゾンビ軍団殲滅をやりおおせるとは!これだよ、これ。(冷静に考えると二連の猟銃で弾を込め直しながら撃ってたんじゃ、間に合うわけないんだが、そんなことはどーでもいいのである)

で、ショッピングモールからヒーローとヒロインは脱出し、日射しに溶け込むように・・・メインタイトル「アイアムアヒーロー」
そこに収斂することからわかるとおり、本作は主人公鈴木英雄の成長を描いた作品である。

そこは優等生的エンディングで、これが長澤まさみ「燃料があまりないわ」大泉洋「大丈夫!」で終わってくれたら俺的には完璧だったのだが。

ともあれ、R15になるのを承知でこれだけの血飛び、肉千切れる映画を作ったのは英断であろう。
有村架純の事務所も、よく了解したものである。

結局「ドーン・オブ・ザ・デッド」じゃん、という声も聞こえてきそうだが、日本映画がこれだけがんばったことは素直に誉めたい。

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