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「私はみんななんて信じない。本当に大切な人たちさえいればいい」 と言い切るエミは交通事故で足が不自由になって以来周りとの間に壁を作っている。 「友だちってたくさんいた方が楽しいでしょう?」ときかれて 「私はエミちゃんとたくさん一緒にいる方がいい」 と答えるユカは体が弱く,病は少しずつ悪くなってゆく……。 そんな二人の物語を,ロングショットの多用が象徴するように廣木監督は一歩下がって見つめている。 友情を大げさに賛美するわけでもなく。 お涙ちょうだい的難病ものにすることもなく。 でもベタにやられるよりずっと激しく伝わってくるものがあったと思います。 たとえば整理されたベッドと天井に残った「もこもこ雲」がどれほどのものを伝えているか……。観ながら号泣することはないけれど,見終わった後も心に残る,そんな映画でした。☆☆☆☆ 14歳から20歳までを演じるエミ役石橋杏奈は撮影時14歳とのことですが,20歳の時はちゃんと20歳(かもう少し上)に見えました。あまり笑わず凛とした態度で通していますが,それだけに感情が溢れて涙を流すシーンが生きてました。ユカ役の北浦愛がおっとりした表情の子なので,二人の対比が効果的です。 吉高由里子もよかった(月9よりずっと(笑))。なんでこんな猫のおなかの毛みたいな!ほんわかした表情ができるんでしょ(爆)。泣きも自然で良いです。(吉高さん演じるハナの母親は,娘の心因性の病気に対してすごく無理解で,娘を慈しんでいる主役の二人の両親と対照的でした……。) 主人公以外に男の子のエピソードが二つ。必要なのかなーとも思いながら観てましたが,最後まで見れば映画として必要なんだなとは思えました。ただ女の子が主人公の映画なのだから女の子中心のエピソードがもうひとつあっても良かったかな。原作は連作短編集だそうですので,ほかにどんなエピソードがあるのか,今度読んでみようと思います。 エンドロールのタイトルバックも見事。エンドロールの最後が本当のラストシーンのように感じられます。そこに流れる主題歌は一青窈さんの「つないで手」。'07年9月発売なのでこの映画用の書き下ろしではないかもしれませんが,歌詞がぴったりで映画に余韻を与えてくれました。作詞は窈さん自身。 次の一節がとても好きです。 もしも私が先に死んであなたを悲しませるなら どんなに傷ついても今を生きるため負けない (於新宿武蔵野館) きみの友だち (新潮文庫 し 43-12) 新潮社 重松 清 ユーザレビュー: 「友だち」を作るには ... 優しくて、どこか切な ... 人間に対する温かいま ...Amazonアソシエイト by ウェブリブログ |
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